四日市大学環境情報学部



交流ブログ

 2017年4月12日(水)に開講された「基礎演習」で、四日市大学構内の土壌調査を実施しました。

 基礎演習は新2年生を対象にした授業です。環境専攻(自然環境分野)の基礎演習では、これからのゼミや卒業研究で必要になるレポートや論文の書き方を身につけます。今回行った土壌調査の結果を題材にして、次週以降報告書をまとめる方法を学んでいきます。

 今回の授業では、「花や野菜と土のセミナー」(廣住専任講師担当)に所属する3~4年生の先輩学生が、新2年生に対して土壌調査の方法について指導しました。



いろいろな分野へのドローンの普及が目覚ましいですが、農業への適用も進められています。この度、京都大学東南アジア研究所の渡辺一生博士(環境情報学部1期生)との共同研究で、いなべ市周辺の農地のドローンによる調査を開始しました。ドローンの販売企業(DJI正規代理店)であるSkyLink Japanさんと、環境情報学部から廣住講師と千葉教授が共同研究に参加します。
 
この研究ではドローンで農地の近赤外線映像を撮影し、そのデータから作物の生育具合を解析します。この種の研究は、これまでに人工衛星画像を用いて行われてきましたが、ドローンの普及により、農地の近距離からの撮影と雲に遮られることのない撮影が可能になり、より詳細な解析が出来るようになりました。
 
農業のIT化であり、効率の良い農業、生産性の高い農業へと繋がる試みであり、環境情報学部として積極的に取り組む課題と考えています。 
 
今年度の調査では大安町の陽光ビオファームの野菜畑と北勢町川原の水田を対象にします。大安町では平成29年4月10日に第1回目の調査を行いました。
 
この調査については、今後も、環境情報学部サイトを通じて発信して参ります。ご期待ください。
 

陽光ビオファーム(大安町)の畑にGPS受信機を設置する渡辺博士


ドローンの飛行航路を設定。後は、離陸、着陸を除き、自動運転で撮影が出来る。


飛行の準備中の様子。4月10日は曇りで風が強く、寒かった。


調査飛行中のドローン(DJI Phantom 4 Pro)。


近赤外線カメラをドローンに接続中の渡辺博士


近赤外線カメラを積んだドローン(3DR SOLO)


北勢町川原では、地域の農業者の方々を打ち合わせを行い、その後、でもフライトを行った。2台のドローンの競演だ。


初めて見るドローンに、皆さん、大喜びだった。



平成29年2月3日に、環境情報学部の武本・城之内ゼミを中心とした教員・学生16名と環境技術研究所研究員を加えた総勢21名が、学部のエネルギー環境教育の一環として、中部電力・浜岡原子力発電所を見学しました。
 
浜岡原子力発電所発電所は平成23年5月に政府から停止要請を受け、その後は津波と地震対策を大規模に進めてきました。東北大震災時の加速度550ガルにくらべ、1000~2000ガル、振幅10メートルの振動にも耐えられるような格納容器対策や、東海・東南海・南海の3連動地震の津波を想定した22メートル高の防波壁が造られており、この防波堤の全長は1.6kmに及び、その規模に圧倒されました。防波壁は堅い岩盤まで直接に杭を入れて万全の対策を施しているとのことでした。高台にガスタービン発電機を設置し、交流電源車も用意するなど、5重の電源機能対策も行われていました。
 
その後、原子力研修センターでは、事故体験の技術伝承をはかる「失敗に学ぶ回廊」を興味深く見学しました。
当日は各地からの見学者が多く、日本で最大規模の地震津波対策に驚いている姿が見られました。
 
参加した教員と学生にとって、大変有意義な勉強の機会になりました。
この見学ツアーを組んで下さった中部原子力懇談会三重支部の皆様に感謝申し上げます。
 

浜岡原子力発電所玄関前にて


原子炉格納容器の実物大模型での説明


22m高の防潮堤の模型での説明



四日市大学環境情報学部では、環境問題、環境エネルギー問題、環境教育などに取り組む地域の専門家を講師とする公開授業を毎年行っています。平成29年度も多彩な講師をお招きして実施することになりました。大学2年生向けの講義ですが、一般市民向けに分かり易く解説しますので予備知識は不要です。ご希望の講義だけ聴講することが可能で、帰りに学食を楽しんで頂くことも出来ます。以下の要領で実施しますので、お誘い合わせの上、お気軽に、ご参加下さい。
 
講義日時:平成29年4月7日から7月21日までの金曜日。午前10時50分から90分間
講義教室:9号館1階9101教室(階段教室)
受講費用:無料、 事前登録:不要、 駐車場:無料
 
平成29年度 講義スケジュール(4月21日の講義の日付に誤りがあったので修正しました。)

講義スケジュールのダウンロードはこちらからどうぞ。



 2017年3月10日(金)に廣住講師と学生3名が四日市市内のサトイモ畑を訪問し、栽培現場の見学と農地の調査を行いました。

 当日はサトイモ畑や堆肥の製造現場の見学のほか、お茶の栽培や利用に関する説明を受けました。またサトイモ畑の土壌調査を行い、農地の硬さや色、pH などの情報を調べました。



環境情報学部の教員有志は、総合地球環境学研究所の上級研究員である渡辺一生氏(環境情報学部1期生)とドローンを活用した地域研究を開始します。研究対象は、①いなべ市等の中山間部で深刻な問題となっている獣害(シカやイノシシによる農作物や林地の食害)問題、②農作物の生育状態、③里山で勢力を拡大する竹林の調査などです。
 
2月25日に大安町の農業生産法人陽光ビオファーム(代表、丸山康子氏)を訪問し、法人の所有する農地の調査について打ち合わせました。陽光ビオファームは環境情報学部10期生の宮本竜太氏が生産部門の責任者です。その後、農地でドローンを飛ばして、調査の方法を確認しました。作物の生育状態はドローンで撮影する近赤外線画像等から判定します。本格的な調査は4月以降に始まります。
 

調査予定農地(ネギを定植予定)でのデモフライト


渡辺氏(左)と宮本氏(右)


 
その後、いなべ市北部に移動し、獣害調査を行う地域の3次元マッピングをドローンを用いて行いました。渡辺氏がドローンの飛行経路と撮影地点(等間隔のメッシュ点)を事前にプログラムし、離陸と着陸についてはマニュアルで操作しましたが、後は全自動でドローンが撮影地点まで移動し、地上を撮影し、帰ってきました。昼間の調査であれば、専門のパイロットはほとんど不要なところまでシステムは進化しています。
 
3次元マッピングとは、撮影画像から地上面の立体モデルを作成する作業です。害獣の発見地点や移動経路などを立体モデルに落とすことで、害獣対策の詳細な検討や地域の方々への分かり易い説明が可能になります。
 

撮影点(ドローンの飛行経路と停止位置)をタブレット上で設定中。画面にタッチしながら簡単に入力できる。


3次元マッピングのためのフライトを行う渡辺氏


 
そして、2月25日の深夜に日本でも例の少ないドローンの夜間飛行による害獣調査を実施しました。ドローンに搭載した熱赤外線カメラを用いて約1時間の調査を行いましたが、のべで10匹以上のシカを発見しました。興味深いのは、熱赤外線画像で獣道(けものみち)が明瞭に捉えられた点です。獣道は草丈が低かったり、土が露出していたりするので、周囲と温度差があることがその原因です。可視光では区別しにくい獣道を熱赤外線で見つけられることは獣害対策に役立つ情報です。
 
そして、この獣道に沿って歩くシカの群れを見つけることができました。可視光ではないので、シカと断定はできませんが、細長い身体からシカであることは間違いないと判断しました。
 

離陸直後のドローン(渡辺一生氏撮影)


熱赤外線画像の例(中央の白い点がシカ)(長谷川博久氏撮影)

 
   
今回の調査で、シカの移動経路、シカの摂餌場所、一定面積内のシカの頭数などが判明し、今後の獣害対策(ワナや檻の設置位置、自動車道路を横切る場所への警告標識の設置など)に活用できると考えられます。このような調査を今後も継続する計画です。なお、この夜間調査はNHKの取材を受けました。
 
撮影した熱赤外線映像



オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修を終え、いよいよ帰国の途につきました。引率している山本教授からの報告です。
 
出会いがあれば別れがある。長いようであっと言う間の二週間が過ぎ、いよいよブリスベンともお別れの日がやってきました。一人残れるオーストラリアの空港職員のお姉さん(撮影飛込みです)の嬉しそうな笑顔とは裏腹に、学生諸君は皆悲しくて悲しくて。「きっと帰って来る!」「将来は留学する!」「ホストファミリーを忘れない!」という声があちこちから上がっていました。
 
今回の研修が学生諸君にとってかけがえのない経験になったことは間違いないでしょう。この経験が明るく充実した現在そして未来につながることを祈って止みません。【以上、文責 山本 伸】
 
 



オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の最終日を迎えました。引率している山本教授からの報告です。
 
ついに大学への登校最終日がやってまいりました。授業はなく、ラップアップの修了式。ITCEを代表してシェリルさんが修了証書を手渡してくれました。このシェリルさんの顔どこかで見覚えが…。そうです、先週土曜日のビクトリアポイントでの植樹ボランティアのリーダーだったあの人。実はICTEのお偉いさんだったんです。でも、相変わらずの気さくなノリで、修了式はカジュアルかつ晴れやかに執り行われました。
 
 
 
そして、いよいよお待ちかね、この後ご褒美のゴールドコーストツアーへとバスは進みます。運転手さんは先日も運転してくれたピーターさん。ブリスベンからゴールドコーストへは約70キロの距離。ワイワイがやがやのバスの旅は一時間足らずで終わりを告げました。着いてすぐ皆が思ったこと、まずは風が違う、そして光が違う。思わず、ここはハワイ? その名の通り、まさにサーファーズパラダイスが目前に広がっております。同行してくれたのはずっとお世話になっているキャロルさんで、なんと彼女自身も水着持参。さすがオージー、楽しむことを忘れてはいません。
 
 
 
厳しい日差しの中で、日焼け止めを塗り塗り、親切にも持参していただいたクイーンズランド大学のロゴ入りタオルのうえに皆思い思いに腰を下ろし、人生初のゴールドコーストを体感したのでありました。その後、時間を惜しむようにビーチの先へと繰り出す学生諸君。広い砂浜の向こうには、最高の波しぶきのあがっているいい波が。持参した水着に着替える者、ボディボードのレンタルへ走る者。さすがになでしこ女子学生諸君はアグレッシブにウィンドウショッピングへと浜辺を後にしたのでありました。
 
  
 
私もここぞとばかりに昔やっていたボディボードをレンタル。「いやぁ、さすがにゴールドコーストの波はちがう!ハワイのノースショア以来だよ、ははは。」と、一緒に波に乗った学生たちと喜びをかみしめたのでした。
 
そして、なんと帰りには途中通りがかった公園で野生のカンガルーに遭遇。学生諸君はもうすっかり見慣れていて感動も薄いようで、まだ見たことのない私だけが子どものようにはしゃいでおりました。でも、それくらいすっかりオーストラリアに慣れたってことで、「帰りたくな~い!」の言葉があちこちから聞こえていました。
 

 
本研修を終えるにあたって、お世話になった数多くの皆様にまずは感謝を捧げたいと思います。本学学生と一緒に参加してくれた三重大学の学生さん達から、また途中自主的にオブザーブで参加して下さった同大の先生方からも、今回の研修については本当に高い評価をいただきました。本環境情報学部の学生たちからも、一様に本当に来てよかったという感想が聞かれます。今後はこの内容をより工夫することで、さらなる教育効果を高める研修へと発展させていく所存でおります。環境について多くを学べるだけでなく、ホームステイによる一般家庭を体験したり、オーストラリアの名門大学での英語の授業で語学力を伸ばしたり、オーストラリアの異文化に触れ、歴史に触れることのできる本研修へ、将来皆さんもぜひ参加してみませんか。



オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の9日目を迎えました。引率している山本教授からの報告です。
 
今日も午前中は英語のレッスンで始まりました。Platypusってなんだかわかりますか? 18世紀末に発見され、標本を見たイギリスの学者が模造品だとして信じなかったオーストラリア固有の動物カモノハシのことです。授業では前半はこのようなオーストラリアの動物について、そして後半は間もなくお別れがやってくるホストファミリーへの手紙を想定して、誰かと別れるときの感謝の気持ちの伝え方を学びました。二週間お世話になった気持ちを“英語で”十二分に伝えてほしいと思います。
 

 
午後はダウンタウンにあるクイーンズランド博物館の見学。ちょうど正門を通りかかったので、まだ撮っていなかった大学正門前での集合写真を一枚。バッチリです。
 

  
今日の移動はバスではなくCITYCATという船を利用。これがまたカッコイイ。ブリスベンの街をS字にうねっている川を上流へさかのぼると、通称CITYと呼ばれるダウンタウンが見えてきます。橋をくぐりながら博物館のあるサウスバンクを目指します。研修中はずっといい天気に恵まれました。まだ一度も雨が降っていません。
 
   
 
そして、いよいよクイーンズランド博物館に到着。ここはイギリスの伝統を踏襲してか、入場料は無料です。3つのフロアから成り、すべてでオーストラリア、特にこのクイーンズランド州にちなんだ展示物が陳列されています。なかでもまず目を引くのは恐竜の化石。ラプトルがひっきりなしに走り回る映像が壁に映し出される横で、巨大なアウストラロベネターウィントネンシスが睨みをきかせている姿は迫力満点です。他にも午前中に英語で勉強したばかりのオーストラリア固有の動物や魚が数多く展示され、体長25センチはあろうかというナナフシのような昆虫や巨大ゴキブリなどが生きたまま飾られていたのは驚きでした。標本だと思って近づいて急に虫が動くのを見てぎょっとしている学生諸君の姿は見ていて笑えました。
 

 
Time flies! いよいよ明日は修了式。学生諸君はみんなよく頑張ったので、終了式後はご褒美のゴールドコーストへの日帰りツアーです。みんな、楽しんで!



オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の8日目を迎えました。引率している山本教授からの報告です。
 
きょうも午前中は英語の授業。今日からはジョン先生、とっても教え方が上手な先生です。テーマは「ショッピング」。ちょうどこの季節こちらは新学期が始まる季節で、キャンパスのあちこちにTシャツやバスカードなどの各種出店が立ち並んでいます。学生たちはブリスベン滞在中にした買い物の内容について互いに英語で質問し合いました。内容が内容だけに会話はとても盛り上がりを見せていました。
 

 
午後からは二つの大学の所有する施設・設備で野外研修。まずは鉱物資源の調査研究所(旧鉱山跡)で、担当者のデイビッドさんによれば学内用の研究に使うだけでなく外部からの委託を受けての鉱物資源調査もしているとのこと。かつて堀ったときに破壊された自然をもとに戻す作業を専門担当者を置いて地道に行っているという点はまさに今回の研修にぴったりな内容です。外来種の草花を根絶やしにしてオーストラリア原種の草に植え替えるという気の遠くなるような作業をされています。これは先週の土曜日に学生たちが郊外でボランティアした苗木を植える作業と同じコンセプト。「豪州の森を取りもどす!」これがコンセプトなのです。
 

 
続いて訪問した大学施設の屋上のソーラーパネル設備を案内してくれたのは中国出身でここの職員をしているハリソンさん。彼の解説によれば、ここでは大学使用電力の20%をまかなっているとのこと。数年前にソフトボール大の雹(ひょう)が振り、ハリソンさんの上司の車は廃車になったのに、数万枚あるパネルのうちダメになったのはわずか10枚程度だったという話は驚愕でした。学生からは次々と質問が飛び出し、中にはまたまたクリーンヒットなものまであって、研修は益々絶好調な盛り上がりを見せています。
 



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